「告発のとき」
トミー・リー・ジョーンズ主演のややミステリー仕立てのヒューマンドラマです。
原題は In The Valley of Elah;
旧約聖書のダビデがゴリアテを倒したエラの谷から。
邦題はなんか意味不明ですね。
監督は「クラッシュ」のポール・ハギス。
静かな場面でいろいろと考えさせるし、
たまにぎょっとさせて観客をだれさせないのもさすが。
競演はシャーリーズ・セロンとスーザン・サランドン。
セロンが(きれいなんだけど)すごく普通のお姉さんでたまげた。
退役軍人のジョーンズが、やはり陸軍軍人でイラクから帰国した
次男の死を不信に思って調べるうち、息子の本当の姿や、
想像を超える戦場の現実を知って行く姿を通して
愛国心、忠誠心、友情、親子・夫婦などの関係性のもろさや危うさを
描いています。
結局、戦争の是非や、そこでの模範的な姿などは語られないので
なんとなく放り出されたような印象で終わるんだけれど、
それは個人で考えるべきことなのだろうし、
安直な結論はかえって不快なだけかもしれません。
とにかくジョーンズの演技がリアルで、本当にいい俳優だなと思いました。
BOSSの宇宙人でもやられちゃったけど、改めて確信。
サランドンは数ショットだけで存在感大。
背中とか後ろ頭とかで訴えてくる感じでこれもすごいです。
子役に弱い私としては、一番のお勧めは
セロン(シングルマザー)の息子とジョーンズのシーン。
ジョーンズが無愛想なだけに、その愛情の深さが際立ちます。
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